奥の湯は、大湯沼と同様に日和山の爆裂火口跡の一部で「ふき」という円錐形の沼底から灰黒色の硫黄泉が激しく噴出しています。沼の表面温度は約75℃~85℃と高く、特に沼の手前と中央付近の噴出が激しく、煮えたぎる湯釜のようにも見えます。
- 名称
- 奥の湯 | 登別温泉の源泉
- 所在地
- 〒059-0551 北海道登別市登別温泉町
- URL
- https://goo.gl/maps/wAW6Z8Wy8P2iJ2RS7
奥の湯の様子
地獄谷から徒歩で行くと片道約50分の、少し離れた場所にあります。徒歩では山道のような整備された道があり、迷うことはありません。地獄谷から進んでいくと、まずは大湯沼があり、そこからさらに50メートルほど離れた場所にあります。サイズは大湯沼より小さいですが、美しいエメラルドグリーン色をしていて、水の美しさでは一番だと思います。私は奥の湯が最も印象的でした。
思い出
地獄谷まで行く観光客は多いのですが、奥の湯まで徒歩で行く人は少なく、この道中も穴場のスポットといっても過言ではありません。静かで壮大な自然、運よく現れる鹿などの野生動物、奥の湯近くなればほんのり漂う硫黄の匂い。奥の湯まで徒歩で行くのも思い出に残る観光になるでしょう。
奥の湯の神秘的な姿
手軽に奥の湯を見ることもできますが、あえてハイキングをしながら進むと、山肌の違いや山間から立ち上る水蒸気、木々の匂いに交じって風が吹けば硫黄も感じる。そんな登山とは違った風景に出会えます。奥の湯の神秘的な姿を見ることできっと「ここまで来てよかった」と満足感で満ち溢れた
奥の湯までは近くの駐車場に停めて見学することもできます。
大湯沼駐車場は地獄谷駐車場との共通券になっており、購入した駐車券を提示すると追加料金は不要です。
奥の湯は硫黄臭がかなりきつい
この硫黄臭、かなりきつく感じる人もいるでしょう。タオルを鼻・口に当てるだけで、だいぶ息が楽になるので、子連れの方はタオルやハンカチを持って行ったほうが良い