カムイワッカ湯の滝｜知床の秘境にある流れ落ちる温泉

カムイワッカ湯の滝とは、北海道斜里郡斜里町のカムイワッカ川にかかる滝のことです。世界自然遺産の中でも大変珍しく、滝自体が温泉となっています。

活火山である知床硫黄山から湧き出ている温泉が川に流れ込んでいるため「流れる温泉」となっています。標高は400メートル、落差20メートルの渓流瀑です。

川には温泉が流入し、連続する滝のそれぞれの滝壺が野趣溢れる天然の露天風呂になっています。知床八景のひとつとして以前から知られていましたが、2005年に世界遺産に登録され、訪れる観光客が急増。

一方で、落石の危険性があることから、厳しい立入規制が行われるようになりました。

泉質は硫酸泉で、強酸性です。皮膚への刺激が強いです。慢性皮膚病や糖尿病などへの効能が挙げられ、湯治として利用する方もいる泉質です。

2023年8月からルールが変わり、「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」これまで前日（23:59）までに予約・決済が必要でしたが、空きがあれば当日も参加受付可能（予約枠の2時間前まで）となりました。

落石の影響や、世情により変わっていくので、行く時には事前に公式情報をチェックすることをおすすめします。