タウシュベツ川橋梁|朽ちゆく幻の橋
北海道上士幌町の糠平湖にある旧国鉄士幌線のコンクリート製アーチ橋です。よく晴れた風のない日に、湖面に橋が映ると眼鏡のようにも見えます。古代ローマの遺跡を思わせるその姿は、周辺の景色とも調和していると評判です。糠平湖は人造湖であり、季節や発電によって水位が劇的に変化するため、橋梁全体が水没してしまう時もあれば、水位が低くなって橋梁全体が見渡せる時もあります。その様子から「幻の橋」とも呼ばれています。
アーチ橋梁群は北海道遺産に選定されていますが、タウシュベツ川橋梁はその立地の悪さから、保存措置の対象外とされています。主に財政面の理由からタウシュベツ川橋梁は手付かずのまま見守られている状態にあり、現地には個人による探訪や見学ツアーが行われていますが、崩落を招く危険があることから、橋の上には立ち入ることはできません。
- 名称
- タウシュベツ川橋梁
- 所在地
- 〒080-1403 北海道河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷
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