定山渓は北海道札幌市南区に位置する温泉街です。ここは、北海道では非常に珍しい河童伝説所縁の土地になります。かっぱ伝説が語り継がれ、街のいたるところにカッパの像があり、夏には定山渓かっぱ祭りが開催されるほど、定山渓を象徴するものとして扱われています。
かっぱ渕|美青年と女河童
そのかっぱ伝説、明治時代にまで遡ります。当時の村でも評判の美青年が、豊平川で釣りをしていると、急に引き込まれるように川底に沈んでいってそうです。周りにいた人も救出しようとしましたが、淵が深く流れも急で助けることはできなかったそう。そのまま発見されることなく1年が経ちました。
その青年の1周忌に、青年が父親の夢枕に現れ「女河童に気に入られて結婚しました。妻と子供と一緒に幸せに暮らしている」と語ったそうです。それから、青年が姿を消した淵を「かっぱ渕」と呼び、それ以降おぼれる人はいなくなったそうです。
いろいろだいぶ端折っていますが、詳しく知りたい方はぜひ定山渓を訪れてみてください。
定山渓と河童の像
定山渓にいたるところに河童の像があります。かっぱ大王と呼ばれる石膏像から、足湯や手洗い場所にも可愛らしい河童の石像が出迎えてくれます。ぜひ皆様も探してみてください
- 名称
- 定山渓温泉
- 所在地
- 〒061-2303 北海道札幌市南区定山渓温泉西
- URL
- https://goo.gl/maps/ci5irpo1VHTHNvXo8